腰痛は、肩こりと同じくらい痛みに悩む人が多い症状です。
当整体院も、腰痛にお悩みの方がたくさん来院されています。
そんな患者様たちも、樂樂庵に通院される前は、整形外科に通ったり、鍼やマッサージで治療を試みたりしていらっしゃいました。
しかし、何度通っても、どこに通っても、一向に腰痛は改善されませんでした。
その理由は、腰だけに対処する部分的な治療法になっているからです。
腰痛は、腰だけを対処しても良くなりません。
身体の体調を整える自律神経の働きを正常に戻すところからはじめなくてはいけないのです。

整形外科や整体に通っても良くならない腰痛

船橋市にお住いのT.S様(女性)は、慢性的な腰痛にお悩みのお一人でした。
当整体院に通院する前は、整形外科や数々の整体に通われていらっしゃいました。
ですが、注射をしても、マッサージを受けても腰痛は良くなりませんでした。
そして、どこに行っても、
「骨盤が歪んでいます」
「背骨が歪んでいます」
「腰を温めましょう」
「お仕事が原因です」

と同じことをいわれていたのです。
「もうこのまま腰痛は良くならないのか・・・」と半分覚悟されていたときに、当整体院と出会われました。
結論から述べますと
「通い始めて数か月、今、体の痛みはかなり軽減されています。軽い体で痛みのない生活を送れることに幸せを感じています」

と、腰痛治療の効果を実感されていらっしゃいます。
他の治療院や整体と決定的に違っていたのは、痛みの原因は何かについての認識でした。
これまで信じて疑わなかった、「骨盤が歪んでいます」「背骨が歪んでいます」という腰痛の話を、初診で根本から覆されたとおっしゃっていました。
はじめこそ、正直、半信半疑でしたが、わたしからの
「〇〇が痛いのは歪みや姿勢が原因です」
「〇〇が痛いのは内臓系が原因」
と具体的な話をお聞きになり、それぞれ点であった数々の体の不調が線でつながっていったとのことです。
繰り返しますが、腰痛は腰だけに原因があるわけではありません。
腰に痛みが出るということは、身体のバランスを崩している可能性が高く、それは自律神経の乱れが引き起こしている場合があるのです。
もちろん、腰自体にアプローチする施術も大事ですが、当院の自律神経を調整する「頭蓋骨矯正」を同時に受けられることで、腰痛を改善する患者様は多いです。
では、自律神経と腰痛の関係とはどんなものでしょう?
その解説の前に、腰痛についてご理解を深めていただくために、腰痛全般について解説させていただきます。
その方が、自律神経との関係にご理解いただけると思います。

腰痛の原因

腰痛は体を動かしたときだけでなく、安静している状態でも響くように痛みます。
腰という部分的に限れば、筋肉疲労やこり、背骨の変形などを起こしている場合があります。
また、内臓悪化の影響が腰痛という形で出ている場合もあります。
こういったケースでは、命に関わることもありますので、ただの腰痛と捉えずに、十分気をつけなくてはいけません。

<日常生活が原因の腰痛>

多くの腰痛は日常生活が原因で起こります。

●同じ姿勢で長時間いることで筋肉が緊張する

長時間座りっぱなし、中かがみの姿勢になることが多い、立ちっぱなしなど、長時間同じ姿勢や無理な姿勢が続くことで、腰の筋肉が緊張します。
やがてそれが、腰の筋肉の疲労と血行の悪化となり、腰痛を起こすようになります。

●腰周りの筋力の低下

おしりの筋肉や腹筋、背中の腰の筋肉が落ちてくると、腰痛を起こしやすくなります。
筋肉が衰えてくると、正しい姿勢を保つことができなくなり、それが原因で腰を痛めやすくなります。

●腰の負担になる動き

重たい荷物を持ち上げるなど、腰に大きな負荷がかかる動きは、腰痛の原因になります。
いきなり前かがみを起こすなどの、急な腰の動きも腰を痛めます。

<細菌や疾病が原因の腰痛>

腰痛には、細菌や疾病で起こるものがあります。

●細菌が原因の場合

骨に細菌が感染した場合も腰痛が起こります。
免疫力の低下した高齢者に多く、糖尿病などその他の持病をお持ちの方に併発しやすいといわれています。
痛みだけでなく発熱を伴います。

●ガンが原因の場合

他の臓器にできたガンが骨に移転することで腰痛が起こります。
身体の中心にある背骨は、最も移転が起こりやすいといわれています。
痛みはがんの進行と比例して、だんだんと強くなり、寝ていても腰が痛くなります。
ガンが脊髄を圧迫すると、手足のしびれや歩行障害が起こります。

●疾病が原因の場合

胃潰瘍、胆石などの消化器系、子宮筋腫、月経困難症などの婦人系、腹部大動脈解離、腹部大動脈りゅうの循環器系といった疾病が原因で起こる腰痛があります。
この腰痛は、動くのはもちろん、安静に寝ていても常に腰が痛むようになります。
発熱や不正出血といった症状も同時に出てくるのが特徴です。

<原因が特定できない腰痛>

目に見えないで、原因が特定できない腰痛もあります。

●ストレスが原因の腰痛

最近の研究では、脳には「痛みを抑制する神経」が備わっていることがわかってきました。
具体的には、セロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質が放出されることで、「痛み」の情報を脳に抑制して送るようになっているのです。
健康な人は、「痛みを伝える神経」と「痛みを抑制する神経が、バランスよく調整されています。
しかし、日常的に強いストレスがかかっていると、この「痛みを抑制する機能」が上手く働かなくなり、痛みの情報が過剰に送られてしまうようになるのです。

●神経性の腰痛

自律神経の乱れが起こす腰痛があります。
自律神経は、人の命にかかわる部分(臓器や呼吸や血圧など)を動かす重要な神経で、交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。
この2つの神経の働きのバランスが崩れると、人の身体は体調不良を起こします。
暑くもないのに汗が出る、動いてないのに動悸がする、気分が落ち込む、不安障害が起こるなどです。
ストレスが脳に影響を与え、それが腰痛を発症する原因になることは上記でも述べましたが、身体の体調を整える自律神経の乱れは腰痛にも関係しています。

<慢性化する腰痛の原因>

腰痛の慢性化は、一つの原因で起こるのではなく、筋肉疲労、血行不良、ストレス、自律神経の乱れなどが、複合的に絡まって起こります。
たとえば腰痛になると、腰の痛みをかばう動作になりますので、姿勢のバランスを崩します。
姿勢の悪さは、その他の部分の痛みを誘発したり、血行不良を招きます。
すると、さまざまな痛みや体調不良で、精神的なストレスを受けるようになり、痛みを抑制する機能が働くなってしまいます。
腰痛の慢性化は、このような負のスパイラルによって招かれます。
だからこそ、たかが腰痛と思わないで、早期に治療した方が良いのです。

腰痛のタイプ

腰痛といっても、タイプはさまざまです。
腰痛のタイプによって治療方法が変わりますので、どのタイプに当たるか把握しておきましょう。

ぎっくり腰

重いものを持って持ち上げようとしたときに、急に腰が痛くなって動けなくなってしまうのがぎっくり腰です。
実のところ、はっきりした原因がわかってないのが現状です。
一~二週間くらいで回復しますが、ぎっくり腰がクセになる人も多く、前かがみから急に上体を起こすなど、腰を痛める動作にならないよう注意が必要です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板の一部が飛びだすことをいいます
ヘルニアとは「飛び出す」ことを指します。
椎間板ヘルニアの症状としては、腰の痛み、下半身のしびれや痛み、足が上手く動かせない運動麻痺などがあります。
椎間板ヘルニアになる原因は、姿勢や動作、加齢が関係しています。
椎間板は、立つ、座る、しゃがむ、前かがみなるなどの姿勢や動作で、体重の2.5倍の負荷がかかるといわれています。
そのため、上記の動作や姿勢が加わり続けることで、椎間板が変形してしまうのです。

脊柱管狭窄症

背骨には、脳から続く神経の脊髄が通るトンネルがあります。
これを脊柱管と呼び、加齢で背骨が曲がったり、椎間板が膨らんだりして、トンネルが狭くなります(狭窄)。
その結果、中を通る神経を圧迫し、腰の痛みや、足のしびれを起こします。
加齢による、骨やじん帯の変形で起こることが多い症状です。

脊椎分離症

背骨の一部が分離してしまう症状です。
骨が成長しきってない若年層や、腰の曲げ伸ばし、ひねりなどの腰の負担になる運動の繰り返しによって起こります。
目立った痛みがなく、そのまま放置されてしまうこともあります。
若年期に治療を行えば、完治することもあります。

すべり症

脊椎すべり症は、椎骨が前後にずれて起こる症状です。
分離症に伴って起こるすべり症(分離すべり症)と、分離を伴わないもの(変性すべり症)とに分けられます。
分離を伴わないすべり症は、脊柱管狭窄症の原因にもなります。

腰部変形性脊椎症(変形性腰椎症)

腰を曲げたり伸ばしたりしても腰に痛みが起こらないのは、関節の表面がなめらかで、椎間板にも弾力性があるからです。
しかし、年と共に椎間板の弾力性はなくなり、椎間板に接する椎体の角部分に力が加わっていきます。
そして、負荷のかかった部分に骨が増殖し「骨棘(こつきょく)」と呼ばれるトゲのような出っ張りが出来ます。
この出っ張りが神経を刺激して、痛みを引き起こす原因となります。

骨祖しょう症

骨の密度が低下して、骨折するリスクが高くなる症状を、骨祖しょう症といいます。
骨祖しょう症になる人は、圧倒的に女性が多く、60代で3人に1人、70代では2人に1人になるほど多くなります。

腰痛症

腰は痛いのに、骨に異常がない場合は、腰痛症と呼ばれます。
骨には異常がないので、整形外科では、ほとんどの場合が湿布薬と痛み止めを処方されます。

一時的な効果しかない腰痛の治療方法

腰痛は部分的なアプローチでは治療できませんが、痛みを和らげる治療法はあります。
ただしこれらは、根本改善にならなく、一時的な効果しかないものが多いです。
腰痛には、全体にアプローチを行う整体方法が必要なことは忘れないで下さい。

薬物療法

一般的な腰痛の治療に用いられるのが薬物療法です。
非ステロイド性消炎鎮痛薬、アセトアミノフェン、神経障害性疼痛治療薬など、腰痛の症状や患者様の状態によって、薬を使い分けられます。

運動療法

ストレッチ、筋力トレーニング、柔軟体操など、本来あるべき筋力をつけて、腰の負担が減るようにします。
また、運動をすることで、ストレス解消、血行促進などの効果も見込まれます。

温熱・電気療法

患部を電気で温め、血行を良くする方法です。
一時的に温める効果しかなく、治療効果は限定的です。

装具療法

サポーターやコルセットを装着して、腰の負担を減らします。
あくまで補助的な役割しかありません。

神経ブロック療法

腰痛の原因となっている部分に、局所麻酔を打ちます。
筋肉の張りが治まり、痛みが和らぎます。
一般的な薬物療法で効果のなかった人に行われる療法です。

レーザー療法

外科手術ではありませんが※、切開せずに患部にレーザーを照射させて、はみ出た髄核などの組織を気化させます。
※症状によっては切開することもあり。

徒手療法

鍼やマッサージ、指圧などの方法で、腰痛を改善する療法です。
人体を深く理解している治療家ならよいですが、ただ揉むだけといった場合は、残念ながら効果はありません。

外科療法

最近の治療法では、よほど重い腰痛ではない限り、なるべく外科手術は避けられる傾向にあります。
完治の保証はありませんし、術後、手術した部分が重い、寒くなると痛むなどの後遺症が出る場合があります。

腰痛の根本改善を目指す治療整体

最初にもお話しした通り、当院にも重い腰痛に苦しめられていた患者様が通われます。
しかし、その多くの方は腰痛を改善されています。
それは、上記で解説した腰だけにアプローチする治療法ではなく、身体全体の働きから整える「頭蓋骨矯正」を施術するからです。
薬や電気療法などは、やはり一時的に痛みを和らげるだけしか効果がありません。
腰痛の根本改善を目指すなら、自律神経の働きを整える頭蓋骨矯正が必要なのです。
とはいえ、「自律神経と腰痛に何の関係が?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
でもあなたが思う以上に、自律神経と腰痛は密接な関係にあります。

自律神経と腰痛の関係とは?

自律神経とは、人の生命に関わる部分をコントロールする神経です。
夜眠っていても呼吸や心臓が止まらないのは、自律神経の「副交感神経」と呼ばれる神経が動いているためです。
自律神経には、昼間の行動を支えている交換神経と、安静時や睡眠時に活動して、身体の回復を助ける副交感神経にわかれています。
この2つの神経がバランスよく動いてくれるお陰で、わたしたちは、昼活動的に動き、夜は身体を回復して、健康な状態を保つことができます。
しかし、自律神経が乱れてしまうと、副交感神経の働きが悪くなってきます。
副交感神経は回復系の神経なので、昼間の活動で交感神経が縮めた血管を、拡張してリラックスできるようにしています。
それが働きが悪くなると、血管の収縮が元に戻りにくくなり、血流が悪くなります。
腰痛部分は、すでに痛みで筋肉が緊張いていますので、元々の血行が悪くなっています。
そこへさらに血行が悪くなると、血液を通して必要な栄養が患部に行きわたらなくなり、ますます腰痛が治りにくくなるというわけです。
不安を煽るわけではありませんが、腰痛が続くと、人は強いストレスを感じるようになります。
強いストレスは、自律神経を崩す原因となりますので、自律神経の乱れがどんどん進行してしまいます。
すると、身体の回復機能がより落ちて、腰痛が悪化し、慢性的な痛みに変わってしまうのです。
これが腰痛の負のスパイラルです。

うつ病と腰痛の関係

自律神経を乱してしまうことを「自律神経失調症」といいますが、うつ病を患っている方にも発症している例が多いといいます。
うつ病と自律神経失調症は別の症状ですが、痛みによる強いストレスで、精神エネルギーが極度に低下してしまうことも起因していると考えられます。
だからこそ、当整体院では、腰の患部だけでなく、自律神経の働きを整える、「頭蓋骨調整」というアプローチ方法を行うのです。
頭蓋骨のズレを治療することで、自律神経のバランスが整うようになり、血行が促進され、身体が回復しやすい体質になります。
冒頭にご紹介したT.S様も、頭蓋骨調整で自律神経の働きを整えることにより、どこに通っても、どんな治療をしても良くならなった腰痛が、改善へと向かったのです。

腰痛からの回復、自律神経の働きが戻った驚きの効果

樂樂庵に通われるようになったT.S様は、冬の最中に通い始められたのですが、通い始めてから一度も風邪を引かないようになったそうです。
これまで冬の間中ずっと、風邪気味と言っても過言でなかったT.S様にとって、これは驚きの出来事でした。
そして毎年春先に起こる皮膚のトラブルもほとんど出ず、免疫が上がったことを実感されていて、確実に元気になっていらっしゃいます。
これも、自律神経を整えることで、身体の回復力がついたからです。
最後に次のようなうれしいメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
「『自然治癒力整体院』、この言葉に惹かれて、すがる様な思いで通院し始めましたが、その判断は正しかったと思います。
私の不調を一番近くでみていた夫も、元気になっていく姿を見て驚きと共に喜んでくれています。
もっと元気になりたい!! 先生、これらかも宜しくお願い致します」

もし、腰痛でお悩みなら、ぜひ一度、自然治癒力整体院樂樂庵にお気軽にお問合せ下さい。
全力で、あなたの腰痛が改善できるよう、サポートさせていただきます。